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「つうしん」No.15

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 7月12日(水) 13:30〜  証人尋問
 元指導員F先生が証言されます。
 皆さま、傍聴をよろしくお願いいたします。
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《 これまでの経過 》    弁護士  高崎 和美

 津山二葉園に入所していた元児童の5名が、二葉園を経営する社会福祉法人菜花の里とその指導者水島徳丈、さらに水島徳丈が経営している営利会社アールエイチコーポレーションに対して違法に労働させられたり暴力を振るわれたことに対しての損害賠償を求めて提訴して、3年になろうとしています。

 昨年1年間、私たちは引き続き児童相談所などの調査結果を取寄せながら、原告一人一人の具体的な記憶を「陳述書」に書いて出してきました。

 陳述書では内職の様子や、パン屋で働いた経験がきっちりと述べられています。これに対して、水島徳丈氏からは、弁解の陳述書が何回も出されています。その中では二葉園では、みんなでいっしょに何でも考えるようにしていたから、全員で話し合いをするようにしていたのであって、それで子どもたちも自主的に話し合いをしていた。

 内職は子どもたちが旅行に行きたいなどの希望で自分たちで始めた。ノルマを強制したことはない。自主的におこなっていたもの。パン屋があったことはそのとおりだが、そこで入所中の子どもが働いたことはない。原告で「働いた」と言っている者は、お店に遊びに行っていただけである。入所していた児童に暴力を振るったことはないということがくり返し述べられていました。

 原告5人だけでなく、その他の卒園生の人たちからの聞き取りでは例外なく暴力の話が出てきますし、実際に殴られた人、殴るのを目撃した人がたくさんいます。それなのに、これだけ違うことを言えるのは「自分には暴力を振るっていた自覚がない」か「暴力を振るっていたことはわかっているので自分を守るためにウソをついている」かのどちらとしか思えません。このような中で、私たちが主張している水島徳丈氏からの暴力や強制について書面で出せる証拠はだいたい出し切りました。

【 7月12日(水)13:30〜 証人尋問 】(岡山地裁 3階34号大法廷)

 そこで、いよいよ証人尋問と原告被告の本人尋問が始まります。
 まずは、本人以外の証人ということで、原告側から元指導員F先生、被告側からも元職員の○先生が出ることになりました。

 F先生は、子どもたちが子どもらしくのびのびと暮らせる施設を作りたいと願って指導員になった志を今も忘れず、原告の皆さんが子どもらしい生活を奪われていたことについて証言台で話す決意をしてくださいました。

 元職員という難しい立場にありながら、それでも証言してくれる強い味方です。すでに弁護団の弁護士3名で2回打合せをし、いろいろとお話を聞きました。具体的に覚えておられることも多いので、迫力のある証言になると思われます。

 支援の皆さま、ぜひ傍聴席をいっぱいにしてくださいますようお願いします。

【 8月30日(水)原告5人が証言します 】

 そしていよいよ本人尋問です。このように書類だけではわからない事件は、最後の決め手は本人の話しということで、原告の5人が証言します。

 皆さん、この日こそ、被害を受けながら立ち上がった5人の生の声が聞けます。
ぜひ、ぜひ傍聴にきてください。

※ 岡山地裁は、現在工事中のため駐車場がありません。
  傍聴される方はできるだけ車で乗り合わせて行きましょう。
  津山近郊の方は、和泉までご連絡ください。

※つうしん前号には元職員Aさんと書いていましたが、今回から
 元指導員F先生に変更しました。
 (AさんとF先生は同一人物です)

 原告や元指導員F先生との交流会を、

   7月1日(土)午後

 予定しています。
 ご都合の良い方は、ご連絡ください。

ひとことメッセ−ジ

F先生ありがとう

☆原告 Yさん

 F 先生が二葉園を辞められる時に「君らを助けてやるからな」と言われたことをはっきり覚えています。他の原告たちも覚えていると思います。当時そういうことを言ってくれる人は誰もいなかったので、例え口先だけであったとしてもF先生の言葉はとても嬉しかった。F先生が在職中に、僕らを助けようとして動かれたがかなわなかったと、人づてに聞いていたので何をしてもダメなのかと諦めていました。

 しかし、10年経った今になってF先生が約束を守って僕らのために立ち上がって証言をしてくださることを知った時、びっくりすると同時に本当に嬉しかったです。

 弁護士から送られてきたF先生からの陳述書を読んだ時は嬉しくて涙が出てきました。
 人間として何年経っても約束は守らなければならないということを教えてもらいました。
 僕らのために証言台に立ってくださるF先生に心から感謝しています。

いつも応援しています。

☆支援者 さくら

 いよいよ裁判が間近に迫り、みなさん緊張と不安があると思いますが、二葉園で何が起こっていたのか、事実を明らかにしていくのは原告の皆さんの生の声です。岡山だけでなく全国の多くの人が支援していることを忘れないでね。フレ〜!フレ〜!

必ず傍聴に行きます。

☆元職員 Oさん

 人間として一番大切な成長期に、心身ともに暴力を受けていた原告たちの心の傷は何年経っても癒されないと思います。裁判が近づくにつれ原告たちは複雑な思いにかられているのではないでしょうか。原告たちやF先生の正直な気持ちが核心につながると信じています。

☆F先生の陳述書から(平成3年から8年6月まで在職)

★ 中学校から「二葉園の生徒は何で授業中に寝るのか」と苦情が出て津山児童相談所へ訴えに行ったことがある。近所の方が訴えたこともあったが何も変わらなかった。

★ 紙作り 子どもたちはがんじがらめで仕事をさせられていた。だから学校で寝ていた。職員は作業に手が出せなかった。子どもたちの作業は人間わざでないほど見事だった。やらなんだらやられるという関係で、班ごと部屋ごとの責任にしていた。何かあるとみんなに迷惑をかけるからみんな必死でやっていた。
v ★ パン作り 子どもたちをパン屋で働かせていないというのは嘘。掃除などもさせていた。特にKは水島徳丈からものすごくいじめられていた。朝2時頃から起こされて行かされていた。原告のTやYが早朝から出て行くのが当直の時に分かった。
v ★ 体罰 TやSは可愛がっていたが、他の子には殴ったり叩いたりしていた。女の子でも投げられていた。

 「子どもたちの話を信じてほしいし、こんなことが許されていいはずはないが、当時は私にもどうしようもなかったのです。二葉園の関係者から圧力が私に対してかけられましたが、私は子どもたちのために本当のことをきちんと話したいと思います」

 F先生は二葉園退職後6年経ってから津山児童相談所へ訴えに行かれています。

F先生を応援しましょう!
傍聴席を皆さんの力で満席にしましょう!

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